加工技術

  • 焼き嵌めイメージ図
  • 焼き嵌め加工

    焼き嵌めとは、穴に軸をはめ込む接合方法の1つです。金属の熱膨張を利用し軸をはめ込みたい穴を加熱し膨張させ、軸をはめ込みます。その後冷却することによって、膨張した穴が収縮し、強く固定されます。なので一度焼き嵌めを行うと簡単に外すことはできません。
    焼き嵌めは、基本的に「しまりばめ」になります。しまりばめとは、穴の最小許容寸法より、軸の最大許容寸法が大きい状態のことをいいます。
    また、焼き嵌めのやり方と逆で、軸を冷やして収縮させて結合する、冷やし嵌めという接合方法もあります。


    焼き嵌めのメリット・デメリット

    ~焼ばめのメリット~
    ・強い接合力が得られる
    ・シンプルな構造の部品の接合がしやすい


    ~焼き嵌めのデメリット~
    ・部品同士が強く接合しているため、一方の部品のみを再度加熱し、膨張・収縮させ、再度外すことが難しい


焼き嵌めを行った主な製品事例